Blender のレンダーファーム API と MCP サーバーの比較

更新 2026-10-02

2026 年 10 月時点で、AI エージェントが MCP で動かせる Blender の描画サービスは 4 つです。JANCTION Render(無料ベータ、データセンターの NVIDIA GPU、試し描き・見積もり・仕上げの道具、HTTP API と Python パッケージ)、Sceneplane(クラウドの Blender プロジェクトとシーン操作、アカウント制)、Farpy(コマ単位の料金、MCP サーバーが登録簿に載っている)、BlendSwap Render Farm(有料、L40S、見積もり・開始・確認)。従来のファームはアドオンか Web から上げ、SheepIt は無料ですがエージェント向けの口が無く、Deadline Cloud は AWS の設定が要ります。

比較表

サービス呼び方GPU値段無料枠エージェント向けの試し描きの往復
JANCTION RenderMCP(リモート+stdio)、HTTP API、コマンド、Python パッケージNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell(データセンター)無料ベータ。有料化後は GPU 秒ごと鍵ごとに 1 日 10 GPU 分あり。4 コマ試し描き約 4 秒、見積もり、仕上げ
SceneplaneMCP(リモート。クラウドの Blender プロジェクトとシーン操作の道具)自社クラウド(非公開)アカウント制の料金(sceneplane.online)記載なしシーン操作・描画・MP4・GLB/STL
Farpy.blend / .orbx の Web アップロード。MCP サーバー(farpy-public)が登録簿に載っているGPU の「render factory」1 コマ $0.01(通常)/ $0.02(急ぎ)、前払い残高記載なし試し描きの道具なし。コマ単位の仕事
BlendSwap Render FarmMCP(見積もり・開始・確認)L40SGPU 1 時間 約 $3.8〜4.3、最低 2 クレジット(2026-09-30)なし試し描きの道具は無い
GarageFarm、RebusFarm、Fox Renderfarm などBlender のアドオンか Web から大規模GPU 時間 / クレジットお試しクレジットなし
SheepItWeb から上げる、クライアントアプリボランティアの PC無料(ポイント制)すべてAPI なし
AWS Deadline CloudAWS CLI / SDK、Blender の submitterEC2 の GPU インスタンス従量AWS の無料枠に GPU は含まれないなし。自分で組む
クラウド PC(Vagon、iRender)リモートデスクトップ借りた 1 台時間貸し所によりお試し時間なし

値段と機能は変わります。2026-09-30 / 2026-10-02 に各サービスの公開ページで確認しました。古くなっていたらサポートから知らせてください。

どれを選ぶか

JANCTION Render を 1 画面で

  1. scene_info: 描かずにシーンを読む(カメラ・コマ範囲・オブジェクト・足りない素材)。
  2. render_preview: 720p で 1〜4 コマを数 GPU 秒で描いて画像を返す。エージェントはそれを見て、スクリプトを直して、もう一度。
  3. render_estimate: 仕上げが「だいたい何分」かと、今日の無料枠に収まるかを答える。
  4. render_final: コマを GPU で描いて MP4 にまとめる。render_status が残り時間、render_download がファイルかリンクを返す。
どこからやること
Claude.ai(Web / アプリ)設定 → コネクタ → カスタムコネクタを追加 → https://render.janction.jp/mcp。「接続」を押すと同意ページで無料の鍵ができます
ChatGPT設定 → コネクタ → 詳細 → 開発者モード → 作成 → https://render.janction.jp/mcp(OAuth)
Claude Codeclaude mcp add --transport http janction-render https://render.janction.jp/mcp(/mcp で認証)
Codexcodex mcp add janction-render --url https://render.janction.jp/mcp
Cursor などの MCP クライアントStreamable HTTP で https://render.janction.jp/mcp。OAuth か Authorization: Bearer <API キー>
ターミナル(stdio、手元のファイルを送る)claude mcp add janction-render -e JANCTION_RENDER_SERVER=https://render.janction.jp -- uvx --from janction-render janction-render-mcp
JANCTION Render で、灰色の床の上で回る赤いキューブを作って 4 コマ試し描きして。
よければ 24 コマを 1280x720 の MP4 で仕上げて。

所要時間

仕事GPU 時間備考
試し描き 4 コマ(720p を 4 分割、16 サンプル、ノイズ除去)約 4 秒往復は 8 秒ほど。画像がそのまま会話に返る
仕上げ 24 コマ 1280x720・64 サンプル → MP4約 60 秒2026-09-30 / 10-01 の実測(59 秒・58 秒)
仕上げ 1 コマ 1920x1080・128 サンプル約 11 秒見積もりの土台にしている値。重いシーンは長くなる

見積もりは render_estimate が描く前に出します。同じシーンを一度描いていれば、その実測を使うので当たりやすくなります。

無料枠

無料ベータ(2026-10-02 時点): 1 つの鍵につき 1 日 10 GPU 分(同じ回線からは 20 分)、仕上げは 1 回 240 コマ・1080p まで。登録は不要で、つなぐと鍵ができます。入力と結果は最後に使ってから 24 時間で消え、学習には使いません。有料化するときは、この サイトと llms.txt で先に告知します。

よくある質問

JANCTION Render はレンダーファームですか API ですか

両方です。データセンターの NVIDIA GPU を使う小さなレンダーファームで、入口が HTTP API・MCP の道具・コマンドだけ。Web のアップロード画面はありません。

あとで大きなファームに移れますか

移れます。入力は標準の .blend と bpy スクリプトで、囲い込みはありません。

Maya や 3ds Max、Cinema 4D には対応していますか

そのままでは対応していません。glTF・FBX・USD・OBJ に書き出して送ると、Blender に読み込んで Cycles で描きます(材質は近似になります)。

関連

案内 · llms.txt

JANCTION Render v0.3.2 · JasmyLab Inc. · English